はじめに
「急になぜ」と思うかもしれませんが、最近つかって感じたことをまとめてみます。
もともと自分は、USB2.0のUSBメモリ(16GB)を使っていました。しかし、諸事情により、動画ファイルを頻繁に扱うようになってから、速度に不満を抱えるようになりました。そこで、Aliexpressで買ったSSD(むちゃくちゃ怪しいのは勘弁してください)に乗り換えたところ、快適に思ったので、初心者にもわかりやすく説明したいと思います。
SSDの内部接続規格
SSDの速度決まる上で最も大事な部分です。現行のものを簡単にまとめてみます。基本的にどの超小型SSD(例えば、USBメモリタイプ、スティックタイプや親指ほどのバッファローのMiniStation SSD)を除き、基本的には内蔵SSDをUSBに変換するアダプタがついていることが多いです。超小型SSDは、NANDチップがはんだ付けされています。
接続規格 | 最大転送速度(SSDの実測値) | メリット | デメリット |
SATA | 600 MB/s(540 MB/s程度) | NVNeに比べ値段も安く、消費電力も低い。また、NVNeほど性能が高くない分、発熱も少なく、冷却装置などは必要ない場合が多い。 | NVNeに比べると、速度が遅い。 |
NVMe | 約4.0GB/s (3500MB/s程度) ※PCIe 3.0 x4接続の場合。また年々進化している規格のため、もっと早い製品もある。 | SATAよりも遅延が少なく(あまり関係ない)、より高速なデータ転送が可能。 | 放熱対策しないと、パフォーマンスが低下する。SATAのSSDより、若干高い。 |
こうみるとSATAのほうが優勢に見えますが、
価格差の縮小
NVMe SSDの価格が下がり、SATA SSDとの差がほぼ無くなりつつある。
省スペース
NVMe SSDはM.2スロットに直接装着でき、ケーブル不要で見た目もスッキリ。
普及と標準化
最新PCに標準搭載されるM.2スロットがNVMe対応になっている。
このような理由から最近(つーても2018年頃)にはほとんどのパソコンがNVNeに移行してます。4K、8K動画も普通にスマホで撮れるようになり、より高速な環境が求められることからも、NVNeが普及したといえます。


上の写真がSATAのインターフェースで下がNVMe規格のSSDです。
USBの進化
1. USB 1.0/1.1(1996年)
- 最大速度: 12 Mbps
- 特徴: 基本的な周辺機器(キーボード、マウス)用。汎用性の第一歩。
2. USB 2.0(2000年)
- 最大速度: 480 Mbps
- 特徴: USBメモリや外付けHDDの接続に対応。普及期。
3. USB 3.0(2008年)
- 最大速度: 5 Gbps
- 特徴: 高速転送が可能。青いコネクタが目印。
4. USB 3.1(2013年)
- 最大速度: 10 Gbps
- 特徴: USB Type-Cが登場。高速化とともにリバーシブル接続に。
5. USB 3.2(2017年)
- 最大速度: 20 Gbps
- 特徴: USB Type-Cが主流。転送速度の向上と多機能化。
このくらいにしておきますが、USB3.0のころ(2008年)には、現在のファイル大きさを考えて、データ転送に実用十分の性能(2020年代でも通用する)に近づきました。

主流は、ホスト(差し込む側)の機器はほとんどStandard-AとType-Cです。一部 SATA to USB変換のケースではMicroB(USB3.0)が採用されてます。買う時の参考になると思うので、目を通しておきましょう。
じゃあなんでUSBメモリは使わないの?
小さなファイルかつ少量であれば、USBメモリが便利でよいのですが、最近のスマホでもパソコンでも、かなりファイルも大きさが肥大化しており、USB2.0のメモリになると、苦しく感じられるようになっています。cmanさんのホームページによるとやはり、USB3.0対応のUSBメモリになっても、SSDの方が速度が速いです。
最近のファイルサイズとそれらを転送するのにかかる時間を計算してみました
ファイル形式 | ファイルサイズ例 | SATA SSD (500 MB/s) | USB 2.0 (40 MB/s) | USB 3.0 (150 MB/s) |
---|---|---|---|---|
AAC (ハイレゾ, 5分) | 約100 MB | 0.2 秒 | 2.5 秒 | 0.67 秒 |
JPG (5000万画素) | 約25 MB | 0.05 秒 | 0.63 秒 | 0.17 秒 |
MP4 (4K, 10分) | 約1.5 GB (1500 MB) | 3 秒 | 37.5 秒 | 10 秒 |
TXT (100万文字) | 約1 MB | 0.002 秒 | 0.025 秒 | 0.0067 秒 |
PDF (画像多め, 10ページ) | 約20 MB | 0.04 秒 | 0.5 秒 | 0.13 秒 |
ZIP (圧縮データ) | 約500 MB | 1 秒 | 12.5 秒 | 3.33 秒 |
これだけ見ると、そこまで差がないですが、画像やビデオカメラで撮影した動画だったりして、100ファイルあると考えると、イライラしだすとおもいます。また、大容量のファイル転送をすると、キャッシュが切れてSSDに比べてUSBメモリだと特に急激な速度低下も起こりうります。(SSDでもキャッシュが切れるということは起こりうりますが)
チップの種類の違い
- USBメモリ
- 主にTLC(Triple-Level Cell)やQLC(Quad-Level Cell)のフラッシュメモリを使用。これらは1セルあたりに多くのデータを保存できるため、コストが安いが、耐久性や速度が低い。
- コスト重視で、頻繁な書き換えを必要としない用途に適している。
- SSD
- MLC(Multi-Level Cell)やTLC、高性能なものではSLC(Single-Level Cell)を採用。
- SLCは1セルに1ビットのデータを保存するため、耐久性が高く、読み書き速度が速い。
結論
大容量もしくは大量のファイルを扱うなら、絶対に信頼性の高いSSDを使った方がいい。けれども、予算の関係で考えるなら、USBメモリ(絶対にUSB3.0使うべき)という選択肢も可!
また、SSDは信頼性があり、エラー修正などに機能がついている!
じゃあどのSSDを買う?
1. 使用目的を決める
- データバックアップ:大容量で高速な転送が可能なSSDを選ぶ
- ゲームや動画編集:読み書き速度が速いもの(例えば、USB 3.1以上やThunderbolt対応)を選ぶ
- 持ち運ぶ:コンパクトで軽量なものが良いでしょう
- 子供用:子供が学校で使うとかならば、USBメモリの方がいいでしょう
2. 容量を選ぶ
- 128GB〜500GB:軽いバックアップや持ち運び用として
- 1TB〜:大容量データを扱う場合や、動画編集、ゲームデータの保存に
- 2TB以上:大量のデータを保存する必要がある場合(例えば、大量の映画や写真など)
ここまで来ると遅くてもHDDの方がよいでしょう
3. ブランドとレビュー
いろいろなブランドがありますが、国内メーカーはあまり良いとは聞きません。例えば、バッファローの2.5インチ型のSSDを分解したら、Intelの検査落ちチップを使ってたり、Aliexpressで買えそうな信頼性の低そうな、、、(詳しくは調べてね)
- Samsung(サムスン)
- Western Digital(WD)
- SanDisk(サンディスク)
この辺りは、チップを製造しているメーカーのため信頼できます。
4. 形状


スティック型、超小型、2.5インチタイプ、M.2タイプなどいろいろ種類があります。スティック型は重いので、USB端子が折れてしまうこともあります。自分の目的に応じて選びましょう。
また、「スマホでも使いたい」ならば、Type-Cでケーブルはあるのか?とか変換アダプタいるのかなどを確認しましょう。
おすすめはSandisk エクストリーム ポータブルSSDです。結構お高めですが、きちんとしたNVNe M.2 SSDが入っています。信頼性も高いでしょう。また、ケーブルタイプなので、根本がもげるということもないと思います。
ある程度知識があれば、自作も良いです。パソコンのSSDを換装するついでに余ったものを外付けにするのをおすすめします。1TBのNVMeのSSD は、7000円程度で買えます。価格comの最安のもので十分と思います。とやっすいケースを組み合わせると簡単に実用的なものが仕上がります。
もし、TypeC端子が落ちてしまったときは、中身は無事だと思うので、PC系に詳しい人にたのんで、中身を取り出してもらいましょう!その規格にあったものを選べばよいです。このようなケースはピンキリですが、2000円程度から買えます。

僕は、、、!
私は、いつものAliexpress の100円ショップで64GB 700円の2.5インチ(SATAのM.2が入ってました(笑))を使って、外付け化しました。信頼性のかけらもないですが、ある程度の速度も出ており、1GBほどある動画ファイルをなどを普通に扱ってますが、問題は全く起きてません。5GBほどあるWindowsのインストールディスクとしても使ってみました。USB2.0のメモリを使っていたときがバカバカしく思えるほど、無茶苦茶時間短縮になってます。結構おすすめです。
アイキャッチ画像は技術評論社のホームページより